もはや日常となっているヘナ白髪染めのコツ

二年間ヘナで増え続ける白髪を成功裏に染め続けています。随分前にヘナ染めのレポートをしたのですが、最近ではもはや生活の一部となってしまっています。これはとにかく継続するとどんどん楽になってくるものです。というのは、重ねて染めると次第に濃く染まってくるので、続けるとあまり手間がかからずにしっかり染まるのです。大体2週間に一度というペースで、根元だけにヘナを塗っています。日曜の昼過ぎに塗ってラップをしてシャンプーキャップをして毛糸の帽子をかぶって夜に洗い流すか、平日の深夜帰宅後に塗ってそのまま寝て朝流すかです。

ヘナとインディゴを二段階で施すと白髪がしっかり染まるということですが、ヘナとインディゴを混ぜ合わせた物を2週間おきに施すことで、同じように染まります。3回目位からいい感じに染まってきます。たまに1週間おきの間隔を挟むとよりしっかりと染まる感じになります。忙しい時はつい3週間にさしかかってしまう時もありますが、根元がきらっとしてくるぐらいで、それほど老けた感じには至りません。インディゴはいずれ色が落ちてくる(ジーンズのように)ということなので、たまに(2ヶ月に1回位)髪全体を染めます。インディゴだけを塗るとブースト効果になると色々な方が言っていますが、自分は面倒なのでいつも同じヘナとインディゴの混ぜた物しか使いません。インディゴだけだとあまりにもぼそぼそして塗った跡に掃除するのが面倒だとも思います。経験から言うと、インディゴの割合が少なければ少ないほど塗りやすい(ぼたっと落ちるのが少なくなる)上、落ちたところに青色のシミが出来たりすることが少なくなります。
プラスチックは染まらないとい書いてあるのをよく見ますが、プラスチックの白い使い捨てフォークなんかをヘナ+インディゴの混ぜ合わせに入れたままにしておくと、数時間後に青くなっていて洗っても落ちないので、染まると思います。素材次第だとは思いますが。
インディゴは肌に着いた時に少しほったらかすと結構青く残ります。ま、次の日には知らないうちに落ちている程度ですが。

大体20分以内で塗りから掃除までを終わらせるには、

  • 美容院で使うような黒くて長いケープを使う
  • 使い捨ての手術用手袋をバルク買いして使う(手術用じゃなくてもいいですが、手にフィットするのがいいです)
  • 耳カバーがあるといい(使わなくても耳にクリームを塗る程度でOK)
  • 外で行うと掃除の手間が省ける(乾くと元の粉に戻って風邪で吹き去ります)
  • バスタブの中でやると少しだけ掃除がラクだけどバスタブが染まることがある(これは表面の垢が染まるのだと思います)
  • ヘナを混ぜた後に少し寝かせたい時には前もって混ぜておく
  • 完璧主義を排除し、適当さを繰り返しで補助する

というようなポイントを押さえておくとよいと思います。自分は髪の量も多く背中まで髪がありますが、一人で15分ぐらいで完了します。前日に混ぜ合わせておいたペーストを、午前0時とかに仕事から帰宅して少しお湯を足して塗ったりします。そして朝に流しちゃうわけです。ま、その日は少し草いきれのような臭いがしたりしますが、他の人は気づいていないでしょう。ヘナをした後数日間はジョギングなんかをした時に頭が蒸れると草っぽい臭いがしますがあまり気になりません。流した後はそのまま何もつけないというのが自然主義派の本流のようですが、自分のような実利主義派は、トリートメントを軽くします。トリートメントをなじませて流すと、残っていたかすもうまく流れるし、髪もごわつかないでよいです。色が変わったりすることはありません。どうせ黒に染めようとしている訳だし。ベーキングパウダーを使うと洗い流しやすいとかいうことですが、それほど劇的な効果はなく、ベーキングパウダーの無駄使いになりかねません。ベーキングパウダーは掃除とか色々使えて便利ですが、よくあるベーキングパウダー至上主義者(なんでもかんでもベーキングパウダーという人々)とはあまり迎合する気になれません。

最近職場のインド人がヘナ達だということが判明してうれしかったです。でも彼女はインディゴを一緒にやって暗めに仕上げるというのを知らなかったので教えてあげました。インド人は漆黒の髪ですが、白髪があってもヘナだけという人が多いようです。赤みがかった美しさというのが好きだったりもする模様。でも彼女は白髪が赤く目立つのが気になると言っていました。インド人の熱力学の教授(男性)があるひ突然赤い髪で現れて(ヘナを知っている人以外)みんなびっくりしたということもありました。今は真っ白なので染めていないようです。

根元だけ染めると使う粉も少なくて済みます。アメリカでは1ポンド(450g)ぐらいならヘナとインディゴミックス$20ぐらいで買えるので、一回当たり$2~3で済んでしまいます。最初の2、3回でコツをつかめば、安いし早いしいい感じです。待ち時間は数時間ですが、うまく調整して、家にいて掃除する時間を使ったり、寝る時間を使ったりすればむだ時間はゼロになるわけです。しかも髪が痛まないときたらもう化学染料には戻れないでしょう。